フランスと引き分けたU-23日本代表の「規律と組織力」を仏メディアが評価! 専門サイトは「依然として競争力がある」と五輪での躍進に期待
日刊紙『Le Parisien』は、「前半のレ・ブルエ(U-23フランス代表の愛称)は善戦したものの、日本の閃光のような攻撃を防ぎきれずに得点を許した」「守備において、トリコロール・チームは唯一のミスで失点。日本のプレスに驚かされ、コネがゴール前25メートルの位置でボールを奪われた。日本は三戸の巧妙なヒールパスの後、藤田がレステをかわして均衡を破った」と伝えた。 同国のサッカー専門メディアでは、『Made in FOOT』が「レ・ブルエは日本が先制するという驚きの展開に苦しむ結果となった」、「日本がフランスを驚かせた!」と記述。『FOOT MERCATO』は、フランス視点で「前半は日本に厳しく封じられ、コネの個人的なミスでリードを許した」「日本の規律と組織力に対し、フランスは前線での組み立てに手間取り、苦境に追い込まれた」と報じ、失点は自滅に近い状況だったことで「藤田がフランスを罰した」と表現している。 対戦国のメディアの日本に対する記述は、比較的ポジティブなものが多かったが、試合内容を見れば、日本も攻守両面で多くの課題を残した一戦だったことは言うまでもなく、24日のパリ五輪グループステージ初戦のパラグアイ戦で、それらがどれだけ改善されているかが興味深いところだ。 なお、日本はファーストラウンドで、パラグアイの他、マリ、イスラエルと次ラウンド進出の権利を争うことになるが、英国のスポーツ専門サイト『Sports Mole』は「大岩監督がチーム内での過酷な競争を避けるためにオーバーエイジ枠を使用しない決断を下したのは少しばかり驚きだが、それでも東京五輪で準決勝に進出した日本は、今夏もグループ突破が期待される」と綴り、日本が属するグループDを展望している。 「日本は依然として競争力のあるチームであり、パラグアイと首位の座を争うだろう。ただ、この南米の雄はアルゼンチン(2位)とブラジル(3位)を抑えてCONMEBOLプレオリンピック大会を制しているだけに、カルロス・ハラ・サギエル監督率いるパラグアイがトップ通過すると思われる。日本が2位を確保すればイスラエルとマリは敗退となるが、いずれもトップ2入りを諦めることはない」 構成●THE DIGEST編集部
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