クロップ氏、17-18シーズンCL決勝を回想…S・ラモスに対し「決して私のお気に入りの選手ではない」
かつてリヴァプールの監督を務めたユルゲン・クロップ氏が、元スペイン代表DFセルヒオ・ラモスについて言及した。10月31日、スペイン紙『アス』が同氏のコメントを伝えている。 現在57歳のクロップ氏は現役時代にマインツなどで活躍。引退後は指導者に転身し、マインツやドルトムントでの指揮を経て2015年にリヴァプールの指揮官へと就任した。イングランドの地では、9年間でプレミアリーグ優勝やチャンピオンズリーグ(CL)制覇を達成。昨シーズン限りで指揮官を退任すると、今月10月にレッドブルのグローバルサッカー部門の責任者に就任したことが発表された。 一旦は指導者の道を離れ、異なる立場で新たなキャリアをスタートしたクロップ氏。レッドブルグループでの活躍に大きな期待が集まる同氏は、元ドイツ代表MFトニ・クロース氏のポッドキャスト『Einfach mal Luppen』に出演。レッドブルへの加入について一部サポーターから批判が集まっていることに対し、「誰かを怒らせるつもりはなかった。僕はすべての元チームを愛している。正直なところ、みんなを幸せにするために他に何ができたかわからない」と胸中を語っている。 また、リヴァプールを率いて戦った2017-18シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)決勝を回想。レアル・マドリードと激突した一戦では、“エース”エジプト代表FWモハメド・サラーがS・ラモスと交錯して開始30分足らずで負傷交代となった。サラーの腕を抱え込むように転倒したS・ラモスは、この試合終了後大きなバッシングが浴びることに。クロップ氏は同選手について、「ラモスは本当に良い人なのだろうか?彼は決して私のお気に入りの選手ではない。試合は残酷だった」とコメント。続けて、「私にはあのメンタリティがまったく理解できなかった。そんな選手は今までいなかった」と苦言を呈した。 一方、目の前で元チームメイトを批判されたクロース氏は、「ラモスは素晴らしいチームメイトだよ」と述べている。
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