関空連絡橋の鉄道部分 JR・南海両線ともに18日運転再開へ
4日に台風21号が近畿地方に接近し、強風の影響でタンカーが関西国際空港(関空)とりんくうタウンを結ぶ「関空連絡橋」に衝突・損傷した件で、連絡橋の鉄道部分を管理する新関西国際空港会社などは15日、JR西日本と南海電鉄のりんくうタウン駅~関西国際空港駅間が、18日の始発から運転が再開されると発表した。 【拡大写真付き】関空連絡橋破損部分12日から撤去へ 国交省「鉄道は月内にも再開見込み」
復旧工事も予定していた以上に順調に進捗できる見通しに
新関西国際空港会社はこれまで、今月21日をめどに運転再開を目指すと発表していたが、損傷を受けた橋げたの撤去工事などが行われた結果、鉄道部分に問題がないことが確認され、復旧工事も予定していた以上に順調に進捗できる見通しとなったことから、18日からの運転再開を発表した。 ジャッキアップおよび桁の位置調整やレールのゆがみの補修なども行われているという。この再開により、関空へのアクセスが大幅に改善される見込みだ。
当初の計画より1週間前倒しで損傷した橋げたの撤去を完了
一方、道路部分の橋げたの撤去は14日に完了。道路を管理する西日本高速道路(NEXCO 西日本)によると、当初の計画より1週間前倒しで損傷した橋げたの撤去を完了できたという。 こちらは本復旧のめどはたっていないが、撤去作業と並行して、既に設計や鋼板の調達などに着手。来週中をめどにその復旧時期を確定するとしている。