県が謝罪、遺族が賠償請求を放棄 県立高校男子生徒自殺をめぐる裁判 鹿児島
鹿児島テレビ
2014年に県立高校の男子生徒が自殺したことをめぐる、遺族と鹿児島県による裁判は、県の謝罪や遺族側が賠償請求を放棄するなどとする和解が成立する見通しとなりました。 裁判は、2014年に自殺した、当時県立高校1年生の男子生徒の遺族が「自殺に至ることは予見できた」などとして、県に約4500万円の損害賠償を求めているもので、2024年3月、鹿児島地裁が県と遺族に和解を勧告し、和解案が示されていました。 和解案では、県が遺族側に謝罪、遺族側が賠償の請求を放棄、県が再発防止策の取り組みを継続することなどが盛り込まれています。 11日の県議会の文教観光委員会で、県教育委員会は「重大な事態を防げなかったことを厳粛に受け止めている」として、遺族側にあらためて謝罪する意向を示しました。 和解に関する関連議案は、6月18日の本会議で可決される見通しです。
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