織田裕二主演、北方謙三「水滸伝」ドラマ製作決定!WOWOWが完全映像化
累計発行部数1,160万部を突破する、作家・北方謙三の歴史大河小説「大水滸伝」シリーズが、織田裕二を主演に迎え、日本で初めて実写映像化されることが決定した。北方が新たな解釈をもとに大胆にアレンジし再構築した、“北方版”「水滸伝」全19巻をWOWOWが完全映像化する、超大型連続ドラマとなる。 北方謙三「水滸伝」実写ドラマ製作決定特報映像 舞台は12世紀初頭、北宋末期の中国。民たちが苦しみにあえぐなか、同じ志を持つ漢(おとこ)たちが“梁山泊(りょうざんぱく)”に集い、腐敗した世を正すべく敢然と立ち上がる。織田は、同じ志を持つものたちを束ね、梁山泊の頭領となる宋江(そうこう)役で主演。武力に長けているわけではないが、誠実に紡ぐ言葉とカリスマ性により仲間を束ね、世直しを唱える書物「替天行道(たいてんぎょうどう)」を書き記し、人々を導くリーダー役に挑む。
織田のWOWOWドラマ出演は、2020年放送の「頭取 野崎修平」以来。壮大なスケールから映像化困難と言われた歴史大作の完全映像化に、織田は「これほどの長期間の撮影は聞いた事も、もちろんやった事もありません」と語り「この歳で、この様な作品と出会えて嬉しい。人生観が揺さぶられる様な撮影になる事を期待して。この閉塞感の続く日本に水滸伝は見逃せない」と意気込む。
監督は、映画『沈まぬ太陽』など数々の重厚な人間ドラマを手掛け、『Fukushima 50』で第44回日本アカデミー賞最優秀監督賞に輝く若松節朗。織田とは、テレビドラマ「振り返れば奴がいる」(1993)、「お金がない!」(1994)、「正義は勝つ」(1995)、そして映画『ホワイトアウト』(2000)など数々のヒット作を世に送り出したコンビでもある。
脚本は、舞台「キングダム」をはじめ、ミュージカル、ストレートプレイ、アニメ、ゲームと幅広いジャンルを手掛ける劇作家・藤沢文翁が担当。自ら原作・脚本・演出を務めた音楽朗読劇「READING HIGH『ROAD to AVALON』」で「新しいものを創り出す才能と力量がある」と観劇した北方をも唸らせた才能が壮大なドラマに挑む。