織田裕二主演、北方謙三「水滸伝」ドラマ製作決定!WOWOWが完全映像化
シリーズのキーマンとなる共演陣は今後発表される予定。織田裕二、北方謙三、スタッフのコメント全文は以下の通り。(編集部・入倉功一)
織田裕二(宋江役)
これほどの長期間の撮影は聞いた事も、もちろんやった事もありません。 それを若松監督をチーフディレクターとして若松組の皆さんと一緒にやれる!
原作は北方謙三さん 漢(おとこ)とは? 今の時代、これほど漢を貫いている人は数少ない。 まさに漢を体現している愛嬌溢れるチャーミングでワイルドな兄貴、、、 その人が書いた原作を実写化する。 ワクワクするに決まってる。
この超大作を企画したプロデューサーは、まだ30代の青年だと聞いて驚いた。 彼は10代の時にこの水滸伝に出会ったんだそうだ。
そしてキャスト。 魅力的な出演者が多いのが、この水滸伝。 どんな素晴らしい役者と出会えるか、楽しみ 多くの人の胸を借りよう。
この歳で、この様な作品と出会えて嬉しい。 人生観が揺さぶられる様な撮影になる事を期待して。 この閉塞感の続く日本に水滸伝は見逃せない。
原作・北方謙三
はじめは「本当に作れるのだろうか」と思った。 それが、今は、「本当に作れるのだ。良かった」と感じている。
作家の仕事は、本になった段階で完結している。 原作は、映像を構成する素材のひとつに過ぎない。 その素材をどのように活かすか、私は見てみたい。 小説通りではない、新たに生まれる未知の創造物を見てみたい。
「水滸伝」は現代劇ではない。 リアリティの飛躍がある。 ストーリーの飛躍がある。 俳優の演技、存在感、監督や脚本家の想像力と表現力。 衣装や小道具にいたるまで想像力を結集し、 それらが飛躍し、映像として物凄く圧倒的な世界を作るのではないかと期待している。
監督・若松節朗
中国の歴史物語「水滸伝」(北方謙三版)がドラマ化される! 圧政に苦しむ民を救う為、巨大権力に立ち向かう革命の物語だ。 逆境の中に夢を求めて抗う漢たちの革命は成就するのか、新風は吹くのか? 何十人もの登場人物がそれぞれに個性的に描かれていて群像劇としての魅力も尽きない。 映像化にあたり、あまりのスケールの大きさに立ち竦む自分もいる。 ここは織田君はじめ出演者のエネルギ-を借りるしかない。 中国舞台の壮大なドラマの映像化に 今、我々が試されている!