「画面2つ搭載」「畳んで格納」ド変態ノートパソコンをGPDが日本初披露、作り込みの凄さがすごい一台に【TGS2024】
超小型パソコンやUMPCなどを手掛けるメーカー・GPDが、29日まで幕張メッセで開催中の「東京ゲームショウ2024」に出展。同社が今年海外発表したデュアルスクリーンノートPC「GPD DUO」を国内初披露した。 【画像】ニッチながらも作り込みは抜かりなし。日本先行公開された新製品をフォトレポート(全8枚) この製品は13.3インチの有機ELディスプレイを2枚搭載しており、展開時には18インチの表示領域になることで生産性の向上を図っている。メインディスプレイは一般的なノートパソコンと同様だが、セカンドディスプレイはこの上に縦置きする形で設置されている。
使い方は無限大
1枚目と2枚目とはヒンジで接続されており、収納時は「Z」字のようなスタイルで畳み込む。実際に触ってみたところ、各ヒンジは片手で扱える強度でありつつも、しっかりと安定して縦置きが可能になっていた。 なお、常に2画面を縦置きして使う必要もなく、通常のノートパソコンのように1画面で利用するこができる。さらに、セカンドディスプレイは独立してUSB-Cでの映像入力を受け付けるため、ゲームのの外部出力表示も可能という、なんとも芸が細かい仕様に。キーボードを隠してスタンド付きタブレットのような使い方もできる。 両画面にはサムスン製の10ビットOLEDパネルを採用。4096段階の筆圧感知に対応したすらいらすペン入力とタッチ機能が搭載されている。性能面では、最大96GBのRAMと16TBのSSD拡張に対応し、複数のOSや開発環境を同時に稼働させる、ニッチな用途にも対応する。
刺さる人には刺さる一台
携帯性にも優れているとして、折りたたみ時はA4用紙サイズで厚さ約24mmとアピールするも、重量は2kgを超えるゲーミングパソコン相当のため、携行には向かなそう。 ちなみに、2画面を搭載したノートパソコンとしては、すでにASUSが「Zenbook DUO」と称した製品を日本国内で発売している。こちらはキーボードとセカンドディスプレイを兼用しているため、全く同じ製品ではないものの、生産性を重視するユーザーに刺さるようだ。 「GPD DUO」の価格や発売時期については未発表だが、代理店による製品ページが公開されており、追っての発表が待たれる。本機はTGS2024のホール10周辺で展示が行われている。(参考:Zenbook DUOの価格は30万円超)
市井