「脊柱管狭窄症の人の痛みが軽減した例も」腰痛の悩みに!寝たままできる簡単ストレッチを理学療法士が紹介 改善実例と効果的なやり方
多くの人が悩んでいるであろう腰痛。腰の痛みが続くと、仕事や家事などにも影響が出てきますよね。この痛み、なんとかしたい。そこで、現役の理学療法士の黒木綾乃さんに、腰痛に効果的なストレッチを教えてもらいました。どれも短い時間でできるので、忙しくてなかなか時間が取れないという方にもおすすめです。ぜひ参考にしてください。 【画像】理学療法士 黒木綾乃さん 腰痛にオススメする3つのストレッチを写真付きで見る
この記事を執筆した専門家
黒木綾乃さん / 理学療法士・ヨガインストラクター・介護予防運動指士・パーソナルトレーナー 理学療法士として総合病院、訪問リハビリ、老人保健施設、デイケア、デイサービス、有料老人ホームなどさまざまな現場でリハビリテーションを提供、その後介護施設の役員を経験する。長年のリハビリテーションの経験から予防の発展と普及に尽力するため、医療ライターとしても活動中。現在は現場でのリハビリテーションの傍ら、一般の方へ腰痛や肩こり予防のパーソナルトレーニングも行っている。
腰痛改善には寝たままストレッチが効果的
腰痛にはさまざまな要因が関わっており、一人ひとりに合ったケアが必要と言えるのですが、多くの方に共通しているのが“お尻周りの硬さ”です。 お尻の筋肉は殿筋(でんきん)と言われ、大殿筋(だいでんきん)や中殿筋(ちゅうでんきん)のほかに外旋筋群(がいせんきん)など小さな筋肉がついています。お尻を通り、足先へとつながる太い神経が痛みの原因となる座骨神経です。この硬くなったお尻の筋肉をほぐすことで、神経の通り道である筋肉の血流が改善され痛みが和らぐのです。 次の項目では、腰痛改善につながる効果的なストレッチを3つ紹介します。 どのストレッチも、自宅で寝たまま行えるストレッチです。日々忙しくしている方も、隙間時間を活用することで継続も難しくありません。筋肉をゆるめることで神経への流が改善するだけでなく、関節の機能回復を促すなどメリットが沢山あります。 それぞれの詳しいストレッチ方法をみていきましょう。
腰痛におすすめストレッチ3
<注意点> ※柔らかいベッドではなく、硬めのマットレスの上か薄いカーペットなどの床で行うことをおすすめします。 ※反動をつけたり、痛みを感じるほどのストレッチは避けましょう。