注文住宅を建てるなら「建売の見学」もアリ。間取り、設備を参考に納得のプランを実現
間取り図を見ても、部屋の広さや収納のサイズ感がイメージできず不安。これは家づくりで、だれもが経験することです。3年前に大手ハウスメーカーで家を建てたライターは契約後に、提案された間取り図と筆記用具、メジャーの3つを持って、10軒以上の建売住宅を見学。実際に体感して、プランを修正しました。さらにインテリアや施工のヒントも入手。結果、より満足度の高い家が建ちました。
間取り決めの図面を見ても、広さが実感できない
筆者は、夫と中学生の長女と長男、小学生の次女の5人暮らし。夫婦ともに在宅勤務がスタートしたのをきっかけに、3年前に分譲マンションから今の注文住宅に引っ越しました。 家づくりは、大手ハウスメーカーで契約。その後、提案された図面を見ても、いまひとつ広さが実感できません。「ほんとうにこの間取りでいいのか?」、漠然とした不安がぬぐえませんでした。 そこで注文住宅を契約後ではありましたが、実際の寸法やデザインなどの確認しようと、10軒以上の建売住宅(分譲住宅)を見学。間取り図と現実の空間を比較することで、図面に記載されている広さや高さを確認できました。また、施工した状態の建具や、外壁の見え方がわかり、インテリアのアイデアも膨らみました。 ちなみに見学に行ったのは、注文住宅の内覧会と比べるとスケジュールが合わせやすい、未入居の建売住宅です。契約したハウスメーカーの住宅だけではなく、近所で公開している建売住宅にも行きました。
必須の持ち物は間取り図と筆記用具、メジャーの3つ
筆者が見学時に持って行ったのは以下の3つです。 ・間取り図(A3サイズ) ・筆記用具 ・金属製のメジャー 建売住宅の間取り図と自分たちの家の間取り図を比較するため、書き込みやすいように、A3サイズに拡大したコピーを持って行きました。それに消せるボールペンで、「あと15cm広く」など、間取り図に気になったところを、すべて書き込んでいきました。 廊下や玄関の幅、収納の奥行きなどを確認するため、メジャーも持っていきました。ちなみにメジャーは、先端に0起点となる出っ張り(ゼロ点補正移動爪)がついていて、メジャーを引き出したときに、巻き戻しを防げるストッパーのある金属タイプが便利です。筆者は100均で購入しました。 次からは、具体的に確認したポイントをご紹介しましょう。