「40代前後は人生の迷いが生じる時期」心理カウンセラーが感じた“年齢の壁”を乗り越えられる人とそうでない人の「大きな違い」
年齢的に 「もう遅い」なんて思っていませんか?
30~40代になり、仕事、家庭、将来…などさまざまな悩みを抱えている方が多いかと思います。そんな中、これまでの経験や実績があったとしても、年齢を重ねるにつれて未来への不安や焦りを感じてはいませんか? 【鏡を見てネガティブになる必要はナシ!】「ほうれい線」を綺麗に隠したいなら、絶対にやってはいけないこと そこで今回は、2万人以上のカウンセリングを行ってきた公認心理師の大野萌子さんの著書『ネガティブな自分のゆるし方』(クロスメディア・パブリッシング)から一部抜粋して、年齢によるプレッシャーや仕事と家庭の両立など、現代人が抱える普遍的な悩みを紐解きます。 人生の転換期を迎えた今、どうすれば自分らしく、そして幸せに生きられるのか? 具体的な解決策とは…。
年齢によるプレッシャーを感じてしまう
【シーン1】 40代を迎え、長く社会人経験を経てきたのに、仕事の成果が上がらず焦りを感じる。自分よりも部下の方が結果を出していて、このままでは居場所がなくなりそう。転職するとしても、年齢がネックになり、選択範囲が限られてしまいそう。
40歳前後は、人生に迷いが生じやすい年齢
社会人になっておよそ20年経ち、人生の転換期を迎えるのが40歳前後です。この時期に起きる心の葛藤を表現したのが、「ゴーギャンコンプレックス」というものです。 これは、元々実業家だったフランスの画家、ポール・ゴーギャンが、40代になってから妻子を母国に残し、リゾート地のタヒチに渡ったエピソードから生まれました。 ・「今まで歩んできた人生は正しかったのか」 ・「このまま同じ仕事を続けていいのだろうか」 ・「この先自分はどう生きるべきなのか」 このように、40代前後は誰でも人生の迷いが生じる時期です。長いライフステージの中で、これまでの道のりを振り返って後悔したり反省したりと、自分を捉え直す人が多いのです。 そこで現状維持を選ぶか、チャレンジを試みるかは、本人の捉え方次第です。 カウンセリングをする中で、「今までうまくいかなかったから、きっとこれからもダメだ」といって挑戦を諦める人もいれば、反対に今までの経験を糧にして、起業や独立、転職、Uターンなど、思い切って人生のステップアップを試みる人もたくさん見てきました。