もう右足が… カーフのダメージで時間差ダウンの衝撃KO 「殴って良し、蹴って良し」期待と称賛の声
カーフの連打、ダメージの蓄積で顔を歪めながら突如、腰砕けダウン。若手同士の相手をなぎ倒すような激しい打撃戦から一転、右足への集中攻撃での唐突な衝撃KOに「痛い!」「効いた」「もう止めて」など悲鳴のような声が相次いだ。 【映像】カーフでぐにゃりの衝撃KO 11月16日に後楽園ホールで開催された「Krush.167」。遥心(K-1ジム総本部チームペガサス)と近藤壮真(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)の対戦は、開始からダウンを奪い合う激しい攻防。双方ともに一歩も譲らない展開のなか、2ラウンド、遥心がカーフキックで近藤を沈めて勝利を収めた。 K-1アマチュアでの優勝経験者で、同い年の20歳対決。ともに前座プレリミナリーファイトから浮上を狙う重要な試合とあって激しい打撃戦となった。先制したのは遥心だ。ローで削り前に詰めると、反撃に出た近藤の連打に対し、前蹴りやパンチのコンビネーションから左ストレートで顎をかすめて最初のダウンを奪う。 前に派手なダウンを喫した近藤もすぐに復帰し、立ち直るとすぐに打撃で応戦。遥心の左カーフを2発被弾しながらも、パンチを振り抜きダウンを取り返す。遥心にとってはスリップ気味の不運な判定。スリップをアピールするも、訴えは届かず互いにワンダウンでラウンドを終える。 第2ラウンド、前ラウンドの裁定で奮起したか遥心はゴングからギアを上げ猛攻。左ハイから連動した右の回し蹴り、さらに左を振り抜き近藤をなぎ倒すようにダウンを奪う。さらに試合再開後、サークリングしながら反撃を試みる相手に対し、遥心は足を狩るような左ロー、さらに一気に詰めてパンチで再びなぎ倒して2ダウン。 すぐに復帰した近藤だったが、遥心が追い打ちのカーフを1発、2発とテンポ良く蹴り抜くと、1ラウンドから続いていた右足への”カーフ攻め”でダメージが限界に達したか…顔を歪めた近藤は腰からガクリと落ち、3ダウンでKOが宣告された。 ABEMAの解説・石川直生も「殴って良し、蹴って良し」と語ったように、右・左・カーフキックと異なる攻撃で相手を完全攻略した遥心。今後の活躍を予感させるアグレッシブなスタイルで、デビューから2連勝となった。
ABEMA TIMES編集部