車複数台にひっかき傷 浜松の住宅街で被害相次ぐ 高級車狙った犯行か
浜松市中央区子安町の住宅街で、高級車などを狙ってボンネットや車体側面に、金属などでひっかいたような傷が付けられる被害が相次いでいることが16日、地元住民などへの取材で分かった。浜松東署が器物損壊事件として捜査している。 捜査関係者や近隣住民によると、10~15日までの間に、少なくとも5台の被害が確認され、このうち3台は13日深夜から14日早朝にかけて傷つけられたとみられる。ひっかき傷は数十センチほどの1本線で、中にはボンネットの上を1メートル近く流れるように傷つけられた車もあった。 被害に遭った同地区のマンション住民の男性によると、契約駐車場に止めていた十数台の契約車両のうち、ポルシェといった外車やトヨタのハリアーなどが傷つけられていた。男性は「修理費は30万円超と言われた。また被害に遭うかもしれないし、早く犯人が捕まってほしい」と訴えた。 同署は目撃者の情報を収集し、付近の防犯カメラの映像を解析するなどして捜査と警戒に当たる。「不審者に関わる話など、どんなに些細(ささい)な情報でも警察に寄せてほしい」と呼びかけている。
静岡新聞社