若手も監督フリックの手腕にメロメロ 若手育成、超ハイラインでのレアル4発粉砕などフリック体制は出来過ぎのスタート
全てがフィットする見事なスタート
今季よりスタートしたハンジ・フリック体制のバルセロナは、出来過ぎと言っていいほどのスタートを切っている。 ここまで攻撃陣が爆発し、先日のレアル・マドリード戦にも4-0で大勝。早くもリーグ独走の気配が出てきた。 しかもフリックは就任当初より積極的に若手を起用しており、若手の育成も同時に進めているのは見事と言うしかない。怪我人が出たことも影響しているが、レアル戦にも先発した21歳のMFマルク・カサドも成長している1人だ。フリックからの信頼を受け、カサドはレアル戦でもFWロベルト・レヴァンドフスキのゴールをアシストするなど実力を存分に発揮している。 レアル戦ではバルセロナ守備陣が何度も相手をオフサイドにかけたことが話題となったが、このあたりも巧みだ。ハイラインを維持したままレアル攻撃陣をシャットアウトすることに成功しており、試合後にはカサドもフリックの采配に脱帽していた。 「これだけ高いラインを保つ勇気があるのは凄いよ。僕たちはシーズンを通してそれを続けている。チームの守備は素晴らしい。今のところ上手くいっているね」 多くのチャンスをもらっていることもあり、若手たちはフリックに全幅の信頼を寄せているのだろう。ここまでは文句のつけようがないチームマネジメントとなっていて、欧州最強クラスと言っていいチームに仕上がっている。
構成/ザ・ワールド編集部
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