プロの着こなし拝見! LEON編集長・石井 洋の秋冬スタイル【昼編】
結局男の装いは、「気になる」「気にしてもらえる」かどうかが大事です。一瞬の出会いでも「あ、なんか素敵!」と思わせたらコチラのもの。そこで本誌を代表する「気になる男」作りのエキスパートたちを特別にスナップ。モテ・スタイルを常に考えてきた達人が作るデイ&ナイトの着こなしは、絶対にアナタも気になること確実!
LEON編集長・石井 洋の秋冬スタイル【昼編】/“ラテ色”スーツでソフトなエレガンスを主張
新時代の男子にとって大事であるのは、しっかり個性を伝えきること。自分らしさをキチンとアピールし、受け入れてもらうことが大事です。平均点的なフワッとした「好評」だけでは、どうしても人の記憶に残りません。少々のクセやアクがあったとしても“なーんか、また会いたいかも?”と思わせる言わば「アク評」を残すことが、その次に繋げるポイントとなるのです。そう、いかに「気になる男」を構築し日常的に実践するかで、より良い明日が決まるのです。
とは言え「アク評」ってナニ? と思われる方も多いでしょう。そこで本誌を代表する「気になる」スタイル作りの名手たちに、お手本スナップを見せていただきました。まず一発目はLEONを体現するトップアイコンである石井編集長が登場。いわばキャリアの初手からずーっと「気になる男作り」を考え抜いてきたリーダーは、まさにLEONオヤジの完成型。昼間のスーツスタイルから夜間の遊びスタイルまで、二度見必至の気になる装いをを、ぜひご覧下さいませ。 のっけから渋~い3ピーススーツで現場に現れてくれた石井編集長。まさにダンディの権化と呼びたいシックな出で立ちです。しかし、見ると分かるとおり突飛な部分などまったくありません。ですがスーツスタイルを見慣れた筆者からは、確かに「気になる」部分が多々アリ。そのポイントを編集長にズバリ聞いてみました。
グレンチェックなら強印象でエレガント
「先日リリースした本誌の11月号において、LEON初となる、ビジネススタイルを真っ向からとらえた特集を打ち出しました。このスーツはその特集にて紹介した“ラテ色スーツ”に属するもの。堅苦しくなく品格を感じさせるライトブラウンと、英国的なグレンチェックがポイントです。ビジネススタイルでは往々にして無難に無地系に走りがち。ですが伝統柄のグレンチェックは正統派にしてさり気なく目に留まるもの。オンのスーツとしてぜひ活用してほしいパターンなのです」 そして気になるポイントはまだまだあり。ショールカラーにダブル仕様のジレ。どれもありそうで見掛けないディテールを、巧みに一着に取り込んでいます。 「このスーツはオーダーメイドにて仕立てたもの。だから自分の体型に一番フィットしているのはもちろん、どうせならということで、随所に遊びを取り入れ仕立てました。とは言えどのディテールも正統派。フォーマルなショールカラーや胸元が引き締まって見えるダブルのジレも、要素としてはオーソドクス。ただ、ミックスするとどうなるか?と思って作ってみたのです。すでに数回着用していますが、スーツ好きの人からも“ソレどこの?”と結構声を掛けられます(笑)」