プロの着こなし拝見! LEON編集長・石井 洋の秋冬スタイル【昼編】
ネクタイのノットは凛々しく“ちょいモッコリ”
ビジネスオケージョンにおける着こなしの見せどころと言えば、やはりシャツとタイ。その組み合わせが着る人のセンスを如実に表します。石井編集長はオンの控えめ感を大事にしつつ、同時に個性的な「アク足し」を絶妙な配分にて組み込みます。 「ドレスシャツと言えば、やっぱりクリーンなホワイト。他のカラーに較べて清潔感が段違いですから。しかしプレーン型では普通すぎて“気にして”もらえません。小衿のラウンド&タブカラーで、シックながらキュートな雰囲気を意識しました。そしてスーツと同系色のネクタイは細身でシャープに。これもまた本誌11月号でお伝えしたとおり、“ちょいモッコリ”(笑)。出会う人を、そして自分自身を盛り上げる意味で、ノットをグ~ッと上げたスタイルにしています」
大人の着こなしにおけるキメ手といえば、腕時計が重要アイテム。今回のスーツスタイルはビジネス仕様ということで、シックな薄型ドレスウォッチを合わせるのが王道です。しかし石井編集長は……?
精悍な名品クロノグラフでアクティブにハズす
「時計こそ“気になる”を出会う人から引き出す絶好の小道具。スーツを着込んでエグゼクティブと交流するシーンでは、往々にしてクルマや腕時計の話題になりがちです。自分の場合は、クラシックカーの祭典であるミッレミリアなどを実地取材して以来、このショパールのクロノグラフを愛用しています。こういった時計を付けていると、“古いクルマがお好き?”と声を掛けられることがしばしば。そこで、ミッレミリアを現場で体験したエピソードなどを披露すると、皆さん必ず喜んでくれるんです(笑)。また、シックなスーツスタイルにブラックのクロノグラフというハズしも、個人的にアリだと思っています」 さすが歴戦の編集長だけあって、すべてにおいてスキがありません。……と思ったらまだ足元関係が残っていましたね。昔から男子の着こなしは靴が重要と言われてきました。まさにこのスーツスタイルはその言葉どおりのアップデート版。石井編集長のセンスがしっかり反映された神セレクトで、足元までお洒落に仕上がっていました。