「“スペシャル・ワン”ではなく“スマイル・ワン”」マン・U新指揮官アモリム、モウリーニョへの敬意を語る
マンチェスター・ユナイテッドの新指揮官に就任したルベン・アモリム監督は、母国ポルトガルのレジェンド指揮官へのリスペクトを見せた。 アモリムが決断すべき?放出候補8選手 2020年に35歳でポルトガルの名門スポルティングCPの指揮官に就任し、4年間で2度のリーグ制覇を達成したアモリム監督。その手腕が世界中で高い評価を受けると、先日マンチェスター・Uの指揮官に就任することが決定した。インターナショナルウィーク中の今月11日から指揮を執っているが、24日のプレミアリーグ第12節イプスウィッチ・タウン戦で初の公式戦に挑む。 そんな39歳指揮官は、会見でポルトガルの同胞へのリスペクトを語った。2004年にポルトでチャンピオンズリーグ優勝を達成した後、その夏にチェルシーの指揮官に就任したジョゼ・モウリーニョ監督だが、就任会見で「私は“スペシャル・ワン”だ」と発言。その圧倒的なカリスマあふれる発言は今も同指揮官の代名詞となっている。そしてアモリム監督は、モウリーニョ監督へのリスペクトを感じさせるコメントを残した。『BBC』が伝えている。 「私は“スマイル・ワン”になれると思うよ。でも、やるべき仕事がある時は別の人間にもなれる。楽しむ時もあるだろうけど、必要な時には冷酷になることもある。自分のことしか考えていない人がいれば、そうなるだろう」 またアモリム監督は、モウリーニョ監督について「彼はメッセージをくれたよ。素晴らしい歴史を持つビッグクラブだと教えてくれた」としつつ、以下のように続けている。 「まず第一に、彼はポルトガル人指揮官が世界一になれることを証明してくれた。これはこの小さな国では異例のことだよ。本当に大きな影響を与えてくれた。だが、私はジョゼ・モウリーニョではない。彼はチャンピオンズリーグ王者だが、私はそうではない。今のフットボールも当時とは違うね。それでも、ジョゼがチェルシーで成し遂げたように、私も選手を助けていきたい」 プレミアリーグ第11節消化時点では、勝ち点15で13位に沈むマンチェスター・U。アモリム監督は、同胞のレジェンドのようにチームをタイトルに導けるだろうか。