【菊花賞・厩舎直送】「これだけ走れるなら相当なもん」ベテラン助手も太鼓判!メイショウタバルは態勢万全
[GⅠ菊花賞=2024年10月20日(日曜)3歳、京都競馬場・芝外3000メートル] 前走のGⅡ神戸新聞杯で、GⅢ毎日杯に続く重賞2勝目を挙げたメイショウタバル(石橋)は全休日の15日、自厩舎の馬房で英気を養っていた。担当の上籠助手が好感触を伝える。 「雰囲気はすごくいい。落ち着きがあって、ピリッとしたところもある。競馬まで無事に持っていける状態」 夏にしっかりと休養を挟んだことで、精神面の問題が解決した。春と比べて周りに過敏に反応することがなくなり、調教後もおとなしくゆったりと歩いて自厩舎に帰ってくるようになったという。「ちゃんと自分のメンタルがいいようにコントロールできるようになった」と同助手は充実ぶりに目を細める。 上籠助手はかつて攻め専として、ディープスカイやローレルゲレイロの調教に携わったベテラン。同馬について「『頭が高いから…』と言う人もいると思うけど、頭が高くても、背中がすごく柔らかくて、背中を使える馬なんです」と語った。 いかにこの馬のペースでリラックスして走れるかが今回の最も重要なポイントになりそうだ。「肝っ玉ちっちゃいからね。でも、これだけ走れるなら相当なもん。これが、こいつの長所かもしれない」(同助手)。クラシック最終戦に向けて、態勢は整っている。
東スポ競馬編集部