中国国防相、汚職で調査 外務省は「根拠がない」 英紙報道
【北京時事】英紙フィナンシャル・タイムズは26日、中国の董軍国防相が汚職の疑いで調査を受けていると報じた。 【写真】中国の李尚福前国防相 複数の米当局者の話として伝えた。前職の李尚福氏と元職の魏鳳和氏も汚職で処分されており、事実だとすれば国防相経験者が3代連続で摘発される異常事態となる。ただ、中国外務省の毛寧副報道局長は27日の記者会見で、報道について「根拠がない」と述べた。 同紙によると、董氏の調査は軍で続いている一連の汚職摘発に関連しているが、具体的な嫌疑は不明という。 董氏は、昨年10月に解任された李氏の後任として同12月に就任した。今月21日には、ラオスの首都ビエンチャンで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)の拡大国防相会議(ADMMプラス)に出席。中谷元防衛相らと会談したばかりだった。