【雪虫アレルギーに注意!】2023年に大発生した雪虫…2024年はどうなる? 口に入ってしまったら"アレルギー反応"が出る可能性も
ついにあの季節がやってきました。雪虫です。 札幌市など北海道各地で、雪虫が飛び始めましたが、雪虫といえば、2023年、大発生して目も開けていられない状況になりましたよね。 臭いも酷かった。北海道で長年暮らしてきましたが…あんな悪臭は初めての経験でした。 そんな『雪虫シーズン』が近づいています。2024年はどうなるのでしょうか? 雪虫などの昆虫の専門家である北海道大学の秋元名誉教授に、2024年も大発生する可能性があるのか聞きました。 秋元教授によりますと、2024年も雪虫が大発生する可能性が高いといいます。
雪虫が服についたときの対処法
秋元名誉教授によりますと、雪虫が服についた時は"つぶさない"ことが大切だといいます。 つぶすと茶色のシミになってしまいます。雪虫が服についてしまった時は、つぶさないように手ではらったり、エアダスターなどで風を当てることが効果的です。 ジャージやレインウェアなど表面がツルツルした素材の洋服がおすすめです。帽子やメガネ、マスクやスカーフを身に着けることで、髪の毛や顔への付着を防ぐことができます。 毛足の長いセーターは、服の繊維に雪虫が絡まってしまう場合があるので注意が必要です。
もし口に入ってしまったら…アレルギー反応を起こす可能性も
北円山耳鼻咽喉科アレルギークリニックの白崎英明院長によりますと、雪虫のつぶれた液体が傷口や粘膜に触れると、10人に3人の割合でアレルギー反応が出る可能性があるといいます。 しかし雪虫アレルギーの研究はまだ十分に進んでおらず、今後の対策が求められています。 現在、北海道大学の秋元名誉教授のもとには、医療研究者から研究に使用するための雪虫を大量に捕獲してほしいとの依頼が入っているとのことです。研究が進展することが期待されてます。
目に雪虫が入ってしまったら
山鼻うの眼科の宇野仁揮院長によりますと、目に雪虫が入ってしまったら「絶対にこすらないでください」と警告しています。 こすることで、目を傷つける可能性があります。もし目に入った場合は、水でしっかりと洗い流し、目の奥に入ってしまった場合は眼科を受診することが推奨されます。
UHB 北海道文化放送
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