その足首見せはオシャレ…?【夏の身だしなみ】ビジネス男性の服装NGマナー
酷暑の夏。少しでも涼しい服装にしたいですが「クールビズ」と言えど、ビジネスシーンの装いとなるとどこまで許容されるのか悩みますよね。 そこで今回は、今さら聞けない「夏の身だしなみNGマナー」について、秘書歴約15年でマナーに詳しい、能美黎子さんが説明します。 一歩間違えばだらしない印象を与えることに…【夏の身だしなみ】ビジネス男性の服装NGマナー まとめはコチラ
【元社長秘書のマナー講座】vol. 48 10年に一度の暑さと言われる今年の夏。外を少し歩いただけで、汗が滴り落ちてくる暑さです。少しでも服装で涼しくしたいものですよね。ビジネスシーンにおいて、この暑さで問題になってくるのが「クールビズ」。ノーネクタイやポロシャツなど男性の服装にもバリエーションが増え、ジャケットをオフにしたスタイルになっているかたも多いかと思います。業種によっては半ズボンのようなカジュアルな服装でも大丈夫な職場もありますが「さすがに短パンはカジュアルすぎるのでは…」「男性が脚を出すのはどうなの?」などと思うかたも少なくないかと思います。また、汗によって起こるニオイの問題も気になっているかたが多いのではないでしょうか。 そこで今回は、夏の身だしなみのNGマナーについてご紹介をします。解決方法や対策についても、ぜひ参考にしてみてくださいね。
夏の身だしなみNGマナーと対策
1. ワイシャツが透けて見えるのはNG ワイシャツの襟元からインナーが見えたり、透けたりするのはNGマナーです。意外と自分では気付きにくいのが、ワイシャツの透け問題です。汗ジミを防止するため、ワイシャツにインナーを着るのは決して間違いではありません。しかし、「ただインナーとして肌着を着込めばいい」というわけではないため注意が必要です。間違った下着選びをしてしまうと、シャツの透けにさらなる不快感を与えてしまう可能性があります。 解決方法 「見えないこと・透けないこと」を意識し、シャツからインナーが見えにくい襟の形や、透けにくい色を選ぶのがポイントです。クルーネックタイプは、第一ボタンを開けると襟元からインナーが見えてしまうのでクールビズなどで着用する際にはNGです。また、インナーではなく、ベストタイプのものを着用し透けを防止するのもおすすめです。 2. ニオイ対策をしないのはNG ニオイのハラスメントを「スメハラ」といいます。体臭だけではなく口臭、たばこなど、気になるニオイの種類はさまざまです。靴を脱いだときの足のニオイや、偏った食生活や睡眠不足による疲労臭など、身体から発するニオイは相手を不快に感じさせてしまう可能性が高いため注意が必要です。特に、汗をかきやすい夏のニオイ対策をしないのはNGです。 解決方法 汗をかくかぎり、ニオイを防ぐことはできません。そのため、汗をかいたらこまめに拭き取るなど対処をすることが大切です。対策としては、脇汗パットやデオドラントシートを使うなどの対応をすることで、汗がでても素早く対処することができます。また、肌着を着ることでニオイを防止することもできるため、肌着は必ず着用しましょう。NG1の透け防止にもなるため一石二鳥のアイテムです。少しでも早く汗を肌着に吸収させることにより、皮脂と混ざり合うのを防ぎます。 3. 男性の半ズボンでの出社は避けたほうが無難 半ズボンなど肌の露出が多い服装は「だらしない」といった印象を与えてしまう恐れがあるため、一般的にはNGとされていることが多いです。そのため、避けるべきアイテムと言えます。来客対応や外回りがある仕事をされる場合には、特に気を付けましょう。ただし、半ズボンでも可能という会社の規則がある場合には、会社の就業規則に従いましょう。 解決方法 ボトムスは、チノパンやスラックスがおすすめです。半ズボンが可能である場合には、短パンの丈感を意識して選びましょう。大人のハーフパンツは、TPOをわきまえて履く必要があるということを覚えておきましょう。 4. くるぶしの見えるソックスはNG ビジネスシーンにおいて、革靴とパンツの間の素肌を見せてはいけないのがビジネスマナーです。そのため、「暑いから足首を出したい!」からと言って、くるぶし丈のソックスを履くのはNGです。 解決方法 靴に合うソックスを選ぶことがポイントです。素材に関しては、季節によって綿やウールなどの薄手のものが良いでしょう。丈に関しては、素肌が見えないまでもずり落ちていたり、あるいは足首のあたりで生地が寄って膨らんでいるのは、だらしなく見えてしまうためNG。ずり落ちを防ぐために、長めの靴下で足全体をしっかりとホールドするものがおすすめです。