ルノーが1960年代の「大衆車」を復活 全長4.1mのレトロな新型EV「4 Eテック」登場
航続距離は最長400km
インテリアとしては、10.1インチのデジタル・ドライバー・ディスプレイ、10インチのグーグル搭載インフォテインメント・タッチスクリーン、ファブリックまたは合成皮革素材のシートなど、基本的なレイアウトは5 Eテックを踏襲している。 ホイールベースが5 Eテックよりも80mm長いため、その分室内空間が広くなっている。 ルノーによると、「Amprスモール」プラットフォームや電気モーター、バッテリーなど主要部品は5 Eテックと68%共有しているという。 4 Eテックでは2種類のパワートレインが用意される。最高出力120psのフロントマウント・モーターと40kWhバッテリーを搭載したモデルの航続距離は最長305km、最高出力150psのモーターと52kWhバッテリーを搭載したモデルの航続距離は最長400kmとなる。バッテリーは最大100kWの充電に対応する。 また、ルノーとして初めて、パドルで回生ブレーキのレベルを操作するワンペダルドライビングモードを採用した。このモードは今後、他のラインナップにも展開される見込みだ。 価格はまだ発表されていないが、ルノーは5 EテックとメガーヌEテックの間の価格帯になることを認めている。このことから、英国では3万ポンド(約585万円)弱で発売ということになりそうだ。 4 Eテックはフランス北部にあるルノーのEV拠点エレクトリシティで生産される。英国での納車は来年7月に開始される予定だ。
ウィル・リメル(執筆) 林汰久也(翻訳)