「腕が4本増えたら」どんな服を着る? 身体拡張をファッション視点で考える【東京大学・稲見昌彦教授】
そして身体のDXはどこまで可能なのかを考えると「ヒト型」の概念が変わらざるを得ないのです。さらにXRが前提になる社会では、私たちはどんな姿にもなれる。ユーザーが利用するアバターはまったく本人の肉体の形状に依存しませんが、同時に「その人」であり、本人らしさも表現できるんですよね。 このようにテクノロジーによって「身体」の爆発的な多様化が起きるかもしれません。ファッションも大きく変わるでしょう。それはつまり、人々の内面や心のあり方が変化するということなのだと思います。 ■取材協力 稲見 昌彦(東京大学 総長特任補佐・先端科学技術研究センター 副所長 / 教授) X:https://twitter.com/drinami 東京大学 先端科学技術研究センター https://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/ja/index.html 【画像/動画提供】 JST ERATO 稲見自在化身体プロジェクト https://www.jst.go.jp/erato/inami/ 第6の指 6th finger:電気通信大学・フランス国立科学研究センター(CNRS)・東京大学・JST ERATO 稲見自在化身体プロジェクト LEGOキット開発協力:東京大学LEGO部 ©︎JST ERATO稲見自在化身体プロジェクト ワークショップ+LEGOキット企画・指導:宮脇陽一(電気通信大学教授)、ガネッシュ・ゴウリシャンカー(CNRS フランス国立科学研究センター主任研究員) 自在肢 JIZAI ARMS:JST ERATO 稲見自在化身体プロジェクト・東京大学 先端科学技術研究センター 身体情報学分野 稲見・門内研究室・東京大学 生産技術研究所 機械・生体系部門 山中俊治研究室