中国のGDPが日本の4倍なら、世界経済における中国経済の重要性は日本の4倍?…「GDP」と「経済成長率」の意味を理解する【経済評論家が解説】
成長率が高い→「どうやら、景気がよさそうだ」
長期的な経済成長率は、国民生活が豊かになっていくか否かを見るものですが、短期的な経済成長率は、景気の判断に用いられます。 成長率が高いということは、生産量が増えているということなので「きっとモノがよく売れて、企業が儲かっていて、労働者を多く雇っていて失業者は減っているだろう(=景気がよさそうだ)」と想像できますし、反対に成長率が低いときは「景気が悪そうだ」と想像できるわけです。 景気の予想屋は、「経済成長率は〇〇%程度になりそうだ」といった予想をします。プロ同士の会話では、「景気はそこそこよさそうだ」といった予想をするよりも、イメージのすり合わせが正確に行えるからです。 今回は、以上です。なお、本稿はわかりやすさを重視しているため、細部が厳密ではない場合があります。ご了承いただければ幸いです。 筆者への取材、講演、原稿等のご相談は「ゴールドオンライン事務局」までお願いします。「THE GOLD ONLINE」トップページの下にある「お問い合わせ」からご連絡ください。 塚崎 公義 経済評論家
塚崎 公義