縁起物食材を詰め合わせた「缶詰おせち」セット 木の屋石巻水産が初企画
水産加工品を製造販売する「木の屋石巻水産」(石巻市)が現在、縁起の良い食材の缶詰を詰め合わせた「缶詰おせち9缶セット」をオンラインショップ限定で販売している。(仙台経済新聞) 【写真】商品を活用したおせち料理の盛り付けイメージ 9種類の缶詰を詰め合わせたセット商品として今年初めて企画した。営業部広報担当の大田桃歌さんは「日頃お客さまとお話しする中で、おせち料理が苦手な方が少なくないことが分かり、企画した」と話す。「おせち料理の起源を調べると、お正月にかまどを休ませて縁起の良い保存食を食べることから始まっているため、缶詰は理にかなっていることも分かった」とも。 「さんま味噌(みそ)甘辛煮」「いわし醤油(しょうゆ)煮」「鮭(さけ)の中骨水煮」「いか入り玉こん」「牛たんデミグラスソース煮込み」「漁師街のぶり大根」「あなご飯」「やわらか鯨カルビ」「ツナマヨ」の9種類を1缶ずつギフト箱に詰め合わせる。 「サンマやイワシ、アナゴなど縁起がいいものに加え、缶を開けてそのままおかずやご飯になり、冬に食べたい味付けの物を選んだ」と大田さん。「災いをサケて骨太な一年に」(鮭の中骨水煮)、「タンのしいことがギュウギュウの一年に」(牛たんデミグラスソース煮込み)など、ジョークも込めて各商品の縁起を書いた「お品書き」を同梱(どうこん)する。 販売開始から1カ月半がたち、160セット以上の注文があるという。大田さんは「1缶ずつ開けられて、炊き込みご飯、汁物、サラダなどアレンジ方法もさまざまなので、お正月のお供に使ってもらえたら。未開封で長期保存が可能なため、余った際は日常のおかずにも」と呼びかける。 価格は6,450円(送料込み、会員価格は5,200円)。包装やのしにも対応する。賞味期限は製造日から3年間。
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