クジラ生肉ついに取引始まる!最高値は1キロ10万円超え!
11日におよそ半世紀ぶりに水揚げされたナガスクジラの生肉。けさ札幌市中央卸売市場で取り引きされ、1キロ10万円を超える最高値が付きました。 札幌市中央卸売市場に並んだのは今月根室沖で捕獲され、きのう捕鯨母船「関鯨丸」が水揚げしたナガスクジラです。赤身などの生肉およそ1トンが取り引きされました。 取引は、携帯端末に希望の買値を入力し、最高値を提示した業者が買い取る「入札方式」で行われました。最も高い値を付けたのは尾に近い部分の肉で1キロ10万110円。市内の高級すし店に納入されるということです。 入札に先立って記念式典も開かれ、試食した市場関係者は「脂が乗っていて、臭みも全然ないですし、すごくおいしい」「(昔食べていたのは)クジラのベーコン。全然違いますね。食べたことのない食感です」などと話していました。 ナガスクジラはことしから商業捕鯨の対象に加わった大型種で、小型のクジラに比べて脂の乗りが良いものが多いといいます。また、生のクジラ肉は見た目が牛肉や馬肉に近く、口当たりがマグロなどの赤身の魚に近いのが特徴です。今回のクジラ肉は、早ければ12日の夕方以降、道内のスーパーなど店頭に並ぶということです。