2025年はお金を貯める!【貯蓄額】40歳代・50歳代「みんな、どのくらい貯蓄してる?」ファミリーとおひとりさまの貯蓄額
2025年の始まりにあたり、「今年はお金を貯めよう!」と決意した方もいるでしょう。特に40歳代・50歳代は老後資金の準備を始める方も多く、貯蓄に向けて意識が高まる世代です。 ◆【一覧表でチェック】40歳代・50歳代のファミリー世帯&単身世帯の貯蓄事情 そこで気になるのが、他の人はどのくらい貯蓄をしているのか、ということではないでしょうか。もちろん、ライフスタイルや家庭状況などにより異なりますが、大まかな目安は知りたいものです。 本記事では、40歳代・50歳代の平均貯蓄額について解説していきます。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
40歳代の平均貯蓄額
40歳代の世帯では平均どのくらいの貯蓄額があるのでしょうか。 ファミリー世帯とおひとりさま世帯では平均貯蓄額が異なるため、それぞれ確認していきましょう。 なお、以下で解説する貯蓄には、預貯金だけでなく株式や投資信託、積立型保険商品、個人年金保険などを含みます。 ●ファミリー世帯の平均値は889万円、中央値は220万円 金融広報中央委員会が公表した「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年)」によると、40歳代のファミリー世帯の貯蓄額は平均値が889万円、中央値が220万円です。 なお、中央値とはデータの値を小さい順に並べたときに、ちょうど真ん中に来る値のことです。 平均値は、極端に大きい値や小さい値の影響を受けやすく、実際の平均とは異なることがありますが、中央値は影響を受けづらいため、実際の平均に近い値になるとされています。 貯蓄額ごとの世帯割合は以下の通りです。 ・金融資産非保有:26.8% ・100万円未満:9.6% ・100~200万円未満:8.9% ・200~300万円未満:4.9% ・300~400万円未満:5.7% ・400~500万円未満:3.8% ・500~700万円未満:7.4% ・700~1000万円未満:5.6% ・1000~1500万円未満:7.4% ・1500~2000万円未満:3.5% ・2000~3000万円未満:5.3% ・3000万円以上:6.5% 40代のファミリー世帯では、貯蓄なしの世帯が26.8%という結果になっており、約4世帯に1世帯は貯蓄なしという状況です。貯蓄額100万円未満の世帯も9.6%と2番目に多く、貯蓄が進んでいない世帯が多いことがわかります。 ●おひとりさま世帯の平均値は559万円、中央値は47万円 金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和5年)」によると、40歳代おひとりさま世帯の貯蓄額は、平均値が559万円、中央値が47万円です。 貯蓄額ごとの世帯割合は以下の通りです。 ・金融資産非保有:40.4% ・100万円未満:11.1% ・100~200万円未満:5.2% ・200~300万円未満:4.0% ・300~400万円未満:3.7% ・400~500万円未満:2.5% ・500~700万円未満:4.6% ・700~1000万円未満:7.7% ・1000~1500万円未満:6.2% ・1500~2000万円未満:2.2% ・2000~3000万円未満:4.3% ・3000万円以上:4.3% 貯蓄なしの世帯が40.4%を占めており、100万円未満の世帯の11.1%と合わせると、おひとりさま世帯の半数以上が該当することになります。ファミリー世帯よりも、貯蓄が十分でない世帯が多いことがわかります。