写真：クラウド Watch

　東芝デジタルソリューションズ株式会社は13日、製造業向けサプライチェーンプラットフォーム「Meister SRM ポータル」において、サプライチェーンを横断したCSR・ESG調査サービスの提供を開始したと発表した。 　Meister SRM ポータルは、サプライチェーンの強靭化や高度化に向けて、ものづくりに関わる企業同士をつなげ、企業間の情報の発信と共有を促進するとともに、事業活動をサポートするさまざまな提携サービスをワンストップで提供するポータルサービス。 　今回提供を開始したCSR・ESG調査サービスは、自社の取引先企業やそのサプライチェーンの状況を把握する際に、あらかじめ準備されている企業のCSRやESGに関する業界標準の調査テンプレートと、企業や拠点間のメッセージ交換機能を利用することで、取引先企業や関連企業への調査依頼、および各企業からの回答をサプライチェーンの階層を問わず一元管理できるという。 　調査依頼元企業は、システムであらかじめ用意されたCSRやESGに関する調査テンプレートを選択して、調査対象企業に対し一斉に調査依頼を配信可能。回答内容はリストとしてダウンロードできるため、集計作業の効率化を実現しているとした。さらに、回答期限前にシステムから自動でフォローアップ通知を送信し、回答を促す機能も備えているとのこと。 　また、実施した調査の履歴リストから、調査の管理（回答状況のモニタリングなど）を行うことができる。 　一方の調査対象企業は、受け取った調査内容をもとに、回答に必要な調査依頼を自社のサプライヤ企業に対して一斉配信できるほか、複数の企業から同様の調査依頼があった場合、ほかの調査で入力した情報を活用して回答できるという。 　なお今後は、CSR・ESGに関する調査テンプレートを順次拡充する予定としている。