AI新興アンソロピック、20億ドル調達交渉 評価額600億ドル=米紙
Anna Tong Krystal Hu Akash Sriram [7日 ロイター] - 米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、対話型生成人工知能(AI)「クロード」を手がける米新興企業、アンソロピックが20億ドルの資金調達に向けて交渉を進めていると報じた。実現した場合、米オープンAIの競合企業となっているアンソロピックの評価額は600億ドルとなる。 資金調達の引受先では、ベンチャーキャピタルのライトスピード・ベンチャー・パートナーズがリードしているという。アンソロピックは2024年にメンロー・ベンチャーズが主導した資金調達の際、評価額が約180億ドルとされた。 報道についてアンソロピックはノーコメントだとした。 アンソロピックは、元オープンAI幹部のダリオ・アモデイ氏とダニエラ・アモデイ氏の兄妹が共同創業した。米アマゾン・ドット・コムは24年終盤、生成AI技術で巨大ハイテク企業に対抗するためにアンソロピックへの投資額を80億ドルに倍増していた。 アンソロピックは23年、米アルファベットからの5億ドルの投資を引き出し、さらに15億ドルの投資を約束されたと表明していた。