アイアンは「ゼクシオ12」と「ステルス」が今年も人気! 各量販店の2023年クラブ売り上げランキングまとめ【アイアン、ウェッジ、チッパー、パター編】
今年、話題になった商品や、量販店で売れた人気ギアをまとめた「2023年ヒット商品」。各カテゴリーの最注目アイテムについて東京練馬区のゴルフプレイスでレッスンをするギア通の勝又崇之プロの解説と、量販店の売り上げランキングを紹介!
アイアン部門:発売から2年目の「ゼクシオ12」「ステルス」が好調を維持!
2021年12月発売のダンロップ「ゼクシオ12」と2022年4月発売のテーラーメイド「ステルス」アイアンが、発売から2年近くたっても根強い人気を誇る。どちらも7番のロフト角が28度と立っていて、飛距離が出るのにボールが上がりやすくミスにも強いと、アイアンを苦手とするゴルファーから支持を得ている。 ●ロフトの立った「飛び系」が人気 「ゼクシオ12」「ステルス」よりも、さらにロフト角が立った「飛び系」の人気が高いのも今年の特徴。7番アイアンのロフト角はテーラーメイド「ステルス グローレ」27度、キャロウェイ「パラダイムMAX FAST」26度、ヤマハ「インプレス ドライブスター」に至っては25度と「飛び系」どころか「激飛び」アイアンだ。アイアンにも飛距離を求めているゴルファーが増えているのだろう。
●8月末発売の「T200」が早くもランクイン、タイトリスト「T200」 「ゼクシオ12」「ステルス」のように発売から時間がたっても売れ続けるクラブもあれば、発売からわずか数か月で早くもランクインしたのがタイトリスト「T200」。シャープで小ぶりな見た目に反して、飛距離も出てミスにも強く、プロはロングアイアンとして組み込んでいる。また打感のよさも人気のひとつ。 ●顔よし、飛びよし、打感よし、ダンロップ「スリクソンZX5 MkⅡ」 フェース表面に配置し溝と、フェースの肉厚を最適に設計することで、フェースを大きくたわませて、ボール初速がアップ。7番アイアンのロフト角31度。「女子ツアーで使用者が多いが、シャープな顔つきでスピンもしっかり入り、球も上がって、少し飛ぶ。ソールの抜けもよく、プロが実戦で使えるストロングロフト。総合力が高い」(勝又プロ) ●球が上がって飛距離も出る、オノフ「フォージドアイアン KURO」 「球離れが早く初速が出るのに、打感はそんなに硬くなく心地いい。トップブレードがやや厚く、球を包み込むような安心感があってアライメントも取りやすい。リーディングエッジを削った『三日月ソール』で抜けは抜群。球も上がりやすく高弾道。テクノロジー満載の中空アイアン」(勝又プロ)
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