「紀州のドン・ファン」の愛人が出廷し「夜のベッド事情」について証言、傍聴席の女性記者も赤面したその中身
■ アルバイトから愛人に さて、このティッシュ配りのアルバイトをしていた件の女子大生「菜々ちゃん」は、その後、大阪市内に引っ越してイベントの司会などの仕事をしていたという。そのころにはもう野崎氏と愛人関係になっていたようだ。 野崎氏と連絡を取り合い、たびたび田辺市の野崎氏宅を訪れていたという。 「菜々ちゃんはとにかく気配りができる女性で、お喋りも上手。お手伝いの大下さん(仮名)とも仲が良かったです。その関係は、ドン・ファンが早貴被告と入籍するころまで続いていた。 早貴被告との入籍を知った直後にも菜々ちゃんはドン・ファンの家に来て、『社長おめでとう。結婚できて良かったね』と喜んでいたのを今でも覚えています。彼女とドン・ファンの関係は実に不思議で、電話でケンカをすることも珍しくありませんでした。菜々ちゃんがドン・ファンをなじっていたこともありました。それでも関係が続いていたのですから、相性がよかったのでしょう。 ボクはドン・ファンに何度か『菜々ちゃんと結婚すればいいのに』と進言したことがあるんですが、『あいつはダメや』と否定の繰り返しでした。理由は明かさないままでしたが…。ボクが知る限り、早貴被告と菜々ちゃんは面識は無かったと思っています。まあ早貴被告はもともと社交性がある方ではないので、2人が会っても水と油みたいな感じで、打ち解けることはなかったかも知れませんが」(吉田氏)
■ ケンカ状態のまま野崎氏は帰らぬ人に ただ吉田氏によれば、野崎氏が早貴被告と入籍した直後の2018年3月ごろから、野崎氏と菜々ちゃんはケンカ状態が続いており、野崎氏の電話に菜々ちゃんが出なくなったという。これに怒ったドン・ファンは、菜々ちゃんに罵詈雑言を並べたメールを送っていた。 だがこれにも反応がないと見ると、菜々ちゃんと仲が良かった大下さんのスマホを拝借し、今度は大下さんのスマホから菜々ちゃんへの中傷メールを送ったという。 菜々ちゃんは、仲が良かったはずの大下さんから突然中傷メールを送りつけられたと思い込み、憤慨したのだという。 菜々ちゃんと野崎氏との関係はそれっきりになってしまった。それからおよそ2カ月後の5月24日夜、野崎氏は自宅で意識を失っているところを発見され、そのまま帰らぬ人となったからだ。 野崎氏の死はニュースになったが、菜々ちゃんは葬式にも姿を現すことはなかった。ところが、5月31日朝に、突然吉田氏に電話をしてきたという。このときには、野崎氏の死因が急性覚醒剤中毒であったことも報じられている。 「ケンカをする前の3月初め頃、ドン・ファンからかかってきた電話に出たら、『ワシ、今覚醒剤を使っているんや』と冗談めかした口調で喋っていた、というものでした。『ドン・ファンが覚醒剤を使っていないことはキミも知っているだろうし、嫌っていることも知っているだろう。なんでそんなことを今頃になって言うんだい』とボクは菜々ちゃんに言いました。 ただ彼女はドン・ファンと大下さんからの誹謗メールによって精神的に大きなダメージを受けていたようで、とりあえずボクから、大下さんからのメールはドン・ファンが大下さんのスマホを使って送った、子どものイタズラみたいなものだと説明したら『ホッとした』と言っていました」(吉田氏) ただ、なぜ野崎氏は『覚醒剤を使っているんや』などと言ったのかは分からぬままだ。これも子どもじみたイタズラだったのだろうか。