「人は誰しも頂点を極めたがるけど......」ガルシア=マルケスが残した名言に見える、本当の幸せとは?
Gabriel García Márquez
1928年、コロンビア生まれ。退役軍人の祖父と土地の伝説に詳しい祖母に育てられ、戦争体験や迷信、伝承を身近に触れながら育ち、文学を志す。コロンビア国立大学法学科に進むが、政変に伴う混乱の中で転学、のちに生活難により中退。以降、雑誌記者、ジャーナリストとして活躍、55年にローマで現地記者をしながらイタリア国立映画実験センターで学び、のちにメキシコで映画監督としても活動することに。59年にはキューバにわたりフィデル・カストロの知遇を得、親交はお互いの晩年にまで続いた。代表作に『大佐に手紙は来ない』(61年)、『百年の孤独』(67年)、『族長の秋』(75年)、『予告された殺人の記録』(81年)など。82年にラテンアメリカで四人目となるノーベル文学賞を受賞。2014年にメキシコの自宅で逝去。
村上香住子