【全日本大学駅伝】過去に取材した選手たちも活躍! 西村菜那子が振り返る関東地区選考会、立教大学の林虎大朗選手が語ったこと
個人的にうれしかった立教大学の活躍
3組には東洋大学の石田洸介選手(4年、東農大二)や西村真周選手(3年、自由ケ丘)、順天堂大学の吉岡大翔選手(2年、佐久長聖)、早稲田大学・伊藤大志選手(4年、佐久長聖)、山口竣平選手(1年、佐久長聖)といったスピードランナーが集結し、注目が集まりました。 中でも光ったのは、東洋大学の石田選手。5月の関東インカレ男子1部10000mで日本人4位に入り、復活した姿が話題を呼びました。今回の関東地区選考会3組では1着を勝ち取り、より完全復活が近づいていると思います。 途中まで先頭を走っていたチームメートの西村選手に遅れがありましたが、それを補うかのようにラスト1000mでは後続を引き離す力強いスパート。なんとラスト1000mは2分38秒ほどのタイムで駆け抜けたそうです。 石田選手の走りに、またもやX(旧・Twitter)では関東インカレのときと同様、歓喜のコメントがあふれていました。ラストイヤーの今シーズン、3大駅伝での活躍がより楽しみですね。 そして個人的にうれしかったのは、立教大学の活躍でした! 石田選手に続く2着に林虎大朗選手(4年、大牟田) 、3着に國安広人選手(3年、須磨学園)が入りました。私は以前、立教大学が「立教箱根駅伝2024」の記念事業で制作したPVに出演させていただき、当時2年生だった林選手と1年生だった國安選手にお話を聞いたことがあります。 中でも林選手は「箱根終わりに成人式があるから、絶対に箱根に出場して地元のみんなからお祝いされたい」と少し恥ずかしそうにおっしゃっていました。あれから約1年半が経ち、最終学年となった林選手が華々しい結果を残す選手に成長しました。 この結果はおそらく、地元の友人たちにもしっかり届いていることかと思います。林選手や國安選手といった、過去に取材した選手の活躍はとてもうれしいです。
「スポーツは何が起こるかわからない」と実感
今回は法政大学が途中棄権となるアクシデントがあり、改めて「スポーツは何が起きるかわからない」と実感しました。選手の皆さんはこれから夏合宿を控え、3大駅伝に向けた練習が本格的にスタートします。 夏を終えた選手の皆さんが、どんな駅伝シーズンを迎えるのか。今からとても楽しみです。早いことに2024年の上半期も終わりますが、下半期もともに駅伝を楽しんでいきましょう!
西村菜那子