【CREA夜ふかしマンガ大賞2024】《16位~20位》「安易な救いは与えないのに、このうえなく面白い」
発表!CREA夜ふかしマンガ大賞2024《16位~20位》
夜な夜なマンガに夢中になる大人が急増する中、一昨年に誕生した「CREA夜ふかしマンガ大賞」。 【画像】16位はこちら。作家彩瀬まるさん「安易な救いは与えないのに、このうえなく面白い」 眠りにつく前の自分だけのひとときに、ページをめくりながら癒され、息を呑み、泣いて笑って──。 日常のあれこれを忘れさせ、新しい世界に連れ出してくれる、今年もそんな名作が揃いました! CREA夜ふかしマンガ大賞とは… マンガ好きの31名の選考委員とCREA編集部員、そして読者の投票により選ばれた「思わず夜ふかしして読みたくなる」そして、「いま、CREA読者に本当におすすめしたい」作品に贈る賞。2023年7月~24年6月に単行本の新刊が発売された(ただし、合計5巻以内)、もしくは、雑誌などに最新話が発表された作品から選出。
◆16位『星屑の王子様』茅原クレセ
刹那的で煌びやか。新宿歌舞伎町のホストたちの日常を描くサディスティックコメディ。 「人が人に何を求めているのか。その渇望が、どんな搾取の構造を作り上げていくのか。容赦のない厳しいテーマに決して安易な救いを与えず、それなのにこのうえなく面白く読ませる、とんでもない作品」(彩瀬まるさん) 作家 彩瀬まる(あやせ・まる)さん
◆17位『みっしょん!!』入江喜和
下町オバちゃんの冒険譚。 「50代の平凡な主婦が、ある日、ポルシェに乗った謎の女に出会い、自動車免許の教習所に通い出す。夫婦関係、子ども、介護……中年女性が直面する問題の描かれ方がリアル。 人生に行き詰まって、殻を破りたいと考えている女性たちの背中を押してくれるはず」(梅本ゆうこさん) ブログ「マンガ食堂」管理人 梅本ゆうこ(うめもと・ゆうこ)さん
◆18位『佐々々奈々の究明』森泉岳土
作家の奈々とその妹で大学生の流々。叔父の急逝を機に、姉妹コンビが忘れられた失踪事件に挑む。 「著者自身も大のミステリーファンだそうで、山奥の別荘や密室など道具立ても本格系。 推理展開と画力のハーモニーが織りなす完成度に惚れ惚れします。予備知識なしで謎解きを楽んでほしい」(三浦天紗子さん) ライター・ブックカウンセラー 三浦天紗子(みうら・あさこ)さん