支持者はいずこへ?1人減ったら100票減る?与党惨敗の原因を解説【衆院選2024】
一方、比例区については「ダメージがひどい」と松田氏。 比例区は、前回の800万票から300万票近く減り、509万票でした。 MC鈴木「どこに票が流れたのでしょうか?」 「一つは国民民主党で、一部は立憲にも流れている」と松田氏。「小選挙区で大きく負けている政党に共通しているのは、比例でも大幅に減らしている」と解説。 松田氏「維新は、前回の統一地方選挙で非常に躍進をして、右肩上がりで来たなかで、ここである種の危機というか、勝負どころを迎えたという感じ」 MC鈴木「ただ、大阪で全勝したのはすさまじい!」 松田氏も「強いですね!」と同意。「大阪では今でも圧倒的に支持されている」とコメントしました。
日本共産党失速の理由
MC鈴木「日本共産党は、選挙前勢力は10で今回8。小選挙区は1で変わりませんが、比例で2議席減らしました。比例票も80万票位、減っています」 松田氏「420万票から80万票を減らしているので、結構、割合としてはデカイ減り」 小選挙区の候補者数を前回よりも100人以上増やして挑戦しましたが、結果的には議席を減らしてしまいました。 松田氏「これだけ候補者を立てたので、比例票は持ち直すか、前回並みぐらいという見立てだったんですけど、ここはちょっと外してしまいました」 MC鈴木「小選挙区で候補者を多く立てると、それだけ比例票が掘り起こせるというのは一般的なのでしょうか?」 松田氏「一般的なこれまでの小選挙区比例代表並立制の戦い方」 参政党は同じような戦略で議席を確実に取っていたため、「通常は票数は増えるはず」と解説しました。 政治とカネの問題は、しんぶん赤旗が発端であり、自民党2000万円問題もしんぶん赤旗が報じました。 松田氏は「今回の自民党のこれだけの議席減を生み出したのは共産党なんですが、そこが評価されて票になるというか、支持には結びつかなかった」と語りました。
また、共産党にも高齢化の問題があり、赤旗の発行部数は減少し、共産党員以外で、比較的共産党に好意的だった人も減少しています。 若い支持層を獲得するためにTikTokなども始めましたが、若い層はれいわ新選組や国民民主党に流れ、なかなか支持層の獲得には苦戦。 今回は、委員長が交代して、田村委員長の初陣でしたが、党内の運営に関してパワハラと批判される問題もあり、「なかなか存在感を発揮できなかった」と解説しました。