支持者はいずこへ?1人減ったら100票減る?与党惨敗の原因を解説【衆院選2024】
公明党大失速の理由
MC鈴木「続いて公明党です。こちらも非常に苦しい戦いとなりました」 選挙前勢力32に対して、今回24。特に、石井代表が落選し、自民党と同じぐらい厳しい結果でした。 松田氏は選挙結果について「与党ということでまとめて批判を受けた」と語りました。 公明党が、政治とカネの問題は関係ないと言っても、余波を受けます。自民党が公認せずに無所属になった候補者に推薦を出したケースがあり、批判を受けました。 また、物価高に対する、与党全体への批判については、連立与党を組んでいるため批判を受けざるを得なかったと解説しました。 比例区では、596万票を獲得し、前回よりも115万票減らしました。 松田氏「これも衝撃……」 公明党は、2017年総選挙では700万票を下回り、2021年総選挙では700万票ぐらいに戻しました。 今回は、600万票を切った結果に、とても驚いたと語っていました。 MC鈴木「公明党も、支持層の方が減ったり、投票に行かなかったり、他の党に投票したりしたのでしょうか?」
松田氏は「支持者の高齢化に伴う活動量の低下」を要因の一つとしてあげました。 公明党の熱心な支持者は、10人、20人、100人と、学会員ではない方も含めて普段付き合いがある方に「公明党に入れてね」と言う人が一定数いました。 「このような方が高齢化でお亡くなりになっていくと、票の減り方としてはただ単に1人が減るのではなくて、100票、200票減っていく」と解説しました。 MC鈴木「埼玉14区で石井代表が実際に1万票以上の差をつけられて負けてしまいました。日本の政党の中で、最も選挙の見立てが正確な政党だというのが私の認識でした。そこに対して、票を見誤ったというのは、相当、公明党にとっても想定外の選挙だったのでしょうか」 松田氏「それだけ、逆風が強かったということだと思います」
日本維新の会失速の理由
MC鈴木「日本維新の会は、選挙前勢力44に対して、今回38。事前にかなり厳しいと言われた中で、結構踏みとどまったとも言えますが、議席としては減りました」 維新に関して松田氏は、兵庫県の前知事の問題の影響や「政治とカネに関しては、自民党と同じじゃないかという批判もあった」と述べました。 MC鈴木「でも、一番批判してたのは橋下徹さん……」 松田氏「橋下さんが言うと、維新からすると、むちゃくちゃイメージダウン」 松田氏の日本維新の会の議席予想も38議席位であり、小選挙区では予想以上に勝てたところもあったと語ります。MC鈴木も「自民党が非常に厳しかったので、維新が結果的に勝った小選挙区もいくつかありました」と同意しました。