連休中に急増する韓国の不正乗車…摘発は毎年1万人超
【09月19日 KOREA WAVE】韓国で毎年、旧正月や秋夕(チュソク)の名節連休中に約1万人が列車に不正乗車していることが明らかになった。年々増加しており、取り締まりの強化などが叫ばれている。 韓国鉄道公社(KORAIL)などの「列車の不正乗車摘発および処置結果」によると、2020~2023年の名節連休中に無賃または不正な乗車券で列車を利用して摘発された件数は年平均1万885件に達した。 不正乗車は年々増加しており、2020年の9440件から2023年には1万3353件に増加した。2023年の旧正月連休でも8641件が摘発され、今年はさらに多くの不正乗車が発生する見込みだという。不正乗車による徴収額も増加傾向にあり、2022年には1億7042万ウォン(約1818万円)だったのが、2023年には2億8865万ウォン(約3079万円)に達した。 不正乗車の大部分は高速列車KTXで発生。2023年の不正乗車件数9496件のうちKTXが占める割合は70.5%だった。現行の鉄道事業法では不正乗車が発覚した場合、通常運賃の最大30倍の追加料金が課されるが、違反が増加し続けており、更なる対策が必要とされる。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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