【マレーシア】LabBase、研究人材のキャリア支援
研究に取り組む理系学生と企業をつなぐ就職支援サービスなどを展開するLabBase(ラボベース、東京都港区)は21日、マレーシアの大学2校向けにキャリア支援の新サービス「LabBase for University」(仮称)を先行リリースした。理系大学院生や研究者を対象とした大学のキャリア支援をサポートする。 マレーシア国民大学(UKM)、マレーシア工科大学(UTM)のマレーシア日本国際工科院(MJIIT)を対象に、人工知能(AI)を活用した研究プロフィル作成サービスを展開する。これにより、学生たちが自身の研究分野やスキルに合ったキャリアや共同研究相手の企業を見つけやすくなる環境を提供する。 ラボベースによると、マレーシアには高い研究力と英語能力を持つ理系大学院生が多く、産業界と学術界の連携が進む可能性を秘めている一方で、キャリア支援が十分ではないことが課題となっているという。 またラボベースは同日、マレーシア国民大学と理系大学院生や研究者のキャリア支援と研究の促進に向けた協力を行う基本合意書(LOI)を締結した。 ラボベースは、リバネス(東京都新宿区)が運営する、日アセアン経済産業協力委員会(AMEICC)の委託事業「日本のスタートアップによるASEAN(東南アジア諸国連合)企業との協業を通じた海外展開促進事業」で選抜され、現在マレーシアを中心とした東南アジア展開を促進している。今後、マレーシアだけでなく、アジア全域の研究に取り組む大学院・学科へのキャリア支援サービスの展開を目指す。