近畿大会4強の市和歌山 土井源二郎投手「春に向け磨きかける」
(3日、秋季近畿地区高校野球大会準決勝 智弁和歌山6―1市和歌山) 新チームになって初めて対戦した強豪・智弁和歌山。市和歌山の土井源二郎投手は「飛ばせるところまで全力で」の半田真一監督の指示通り、前半は緩急をうまく使って相手打線を抑えていたが、肝心な所で打たれた。 【写真】市和歌山の土井源二郎投手(左)=2024年11月3日午後0時57分、ほっともっとフィールド神戸、寺沢尚晃撮影 初回こそ、出塁した先頭打者を犠打と犠飛によって進塁を許し、先取点を奪われたものの、二回以降は「自分なりに納得できる投球だった」。直球、カットボール、カーブと多彩な球種で無得点に抑えた。攻撃も相手のミスに乗じて追いつき、接戦に持ち込みかけた。 しかし相手は強打が自慢。五回に2点本塁打を浴びた後も連打を許し、マウンドを譲った。 それでも、近畿大会で2勝。来春の選抜大会出場に大きく近づいた。「これまで以上に球種を増やしていきたい」。課題を持ち帰って、さらなるレベルアップを目指す。(寺沢尚晃)
朝日新聞社