延床面積27坪の小さな家で、快適に暮らすために工夫した3つのこと
予備室にも室内物干し竿を設置
洗濯機のある洗面脱衣室を出て、数歩のところに4.5畳の部屋があります。こちらは多目的に使える部屋にしました。そして、こちらにも室内物干し設備をつけました。 浴室だけではたりないと思って、取りつけた物干し設備です。しかし、実際は浴室だけで十分だったので、あまり使っていません。設備自体は、簡単に取り外せるので、必要なときにつけるようにしています。 ちなみに、洗濯物をたたんでしまう家事は、ドラム式洗濯機の上でたたんで、洗面化粧台にしまいます。 洗面化粧台は、少し大きめのものを選びました。向かって左側の縦一列に、タオルや下着、パジャマ類を収納しています。入浴の準備も、この場所でそろうので生活しやすいと感じています。
2.ウォークインクローゼットはつくらず寝室に収納
ウォークインクローゼットは、それなりの大きさが必要になります。また、着替えもウォークインクローゼットでする場合、そのぶんの広さも確保しなければなりません。 これまでの生活を振り返ってみると、クローゼットと寝室が別の場所にある住まいに住んでいたときも、服を持って寝室で着替えていました。 それなら、寝室にクローゼットがある方が、わが家の生活スタイルに合うはず。また、その中で着替えないのなら、1つのクローゼットに集約しなくてもいいと思ったのです。 ウォークインクローゼットをやめて、寝室に壁面収納をつくりました。浴室で乾いた服とシーツ類は、この寝室にしまっています。寝室と浴室は隣同士なのでラクに収納ができています。
3.コンパクトな折り返し階段にしてデッドスペースを活用
オープンタイプの直階段(真っ直ぐに昇降するタイプの階段)は、開放感があって心ひかれました。しかし、わが家は、折り返し階段を採用しました。 この折り返し階段は玄関のすぐ横(写真右手前が玄関、奥の右手に階段がある)にあります。ですから、階段下のデッドスペースは、玄関にも近い場所。外出時に着るものの収納場所としても便利です。また、普段使いしないもの、シーズンにだけ出すものもここに。 わが家には、奥行きある収納がなかったので、階段下を収納にできてよかったと思っています。折り返し階段を収まりよく設置できたので、階段スペースもギュッとコンパクトになりました。 ランドリールーム、ウォークインクローゼット、そしてインテリア映えする直階段という間取りを、あえて採用しなかったことで、小さな家でも快適に過ごせています。
富山かのん