宝谷カブの天ぷら、どうぞ 鶴岡・加茂水族館レストラン「そば御膳」
鶴岡市立加茂水族館内のレストラン「魚匠ダイニング沖海月(おきみづき)」で、櫛引地域の在来作物「宝谷カブ」の天ぷらが付く「そば御膳」を期間限定で提供している。 同レストランの年末年始恒例のそば御膳で、今回は在来作物の魅力を伝えるメニュー構成とした。宝谷カブは宝谷地区で栽培されており、細長い形状の白カブ。一般には流通していない。 そば御膳では芋のような独特の甘みを感じることができるよう調理法を工夫した。皮と葉は若干の苦みを生かし、かき揚げにした。メインのそばは最上早生(わせ)の釜揚げ、福井県産の「永平寺在来そば」は細麺のざるそば、酒田市の郷土料理「むきそば」も付く。 須田剛史料理長(49)は「古くから続く地域の食文化を堪能してほしい」とPRした。宝谷カブの入荷の関係で、提供は年末年始までの予定。価格はフルメニューが1800円、天ぷら付きの釜揚げそばが1500円。問い合わせは同レストラン0235(64)8356。