なぜ夕方のニュースにはグルメ番組が多いの?「午後6時15分」地方局の戦い
お盆の旅先でぜひ地方ニュースを
午後6時台。会社勤めの人ならば、まだ仕事をしているか、帰宅時間かもしれない。家にいる人でも、夕飯の準備をしている頃かもしれない。決して、座ってじっくりテレビを見るような時間帯ではないかもしれない。だから時々でもいいので、折にふれて、じっくり午後6時台のニュースを見てほしい。 お盆の時期、普段と違う場所でテレビを見ることもあるだろう。そんなときはテレビ欄を見て、自分の地域と何が違うのか比較して、見てほしい。そして地元の人に質問してみよう。ニュースが新鮮で、おもろしく感じるはずだ。 7月7日にNHK放送文化研究所が発表した意識調査「日本人とテレビ」。テレビ視聴時間の「長時間化傾向」が、初めて「短時間化傾向」に転じた。1985年の調査開始以来、初めてのことだという。私の周りの一人暮らしには「テレビを持っていない」「持っていても見ない」という人もいる。テレビ大好きな私には寂しいニュースだ。 テレビ番組を作る立場から離れてしばらくたつが、テレビのニュースは今でもドキドキしながら見ている。放送する時間にテレビの前に座っていないといけないのが少し億劫かもしれない。でも、情報を絞ってわかりやすく映像と口頭でお伝えするのがテレビニュースの良いところ。そのあとに改めて新聞を読めばもっとニュースが理解できるかも。 少し、テレビニュースを見る視点が変わってきましたか?旅行に行ったらぜひテレビもつけて、地元テレビ局のニュースを見てみていただきたい。きっとそこには、あなたの知らない新鮮なニュースとの出会い、発見がある。 (山田恵介/THE EAST TIMES)