運動会でお弁当を食べない? 変わりゆく運動会事情に驚いた2児の母が思ったこと
現在小学1年生の娘と幼稚園に通う4歳の息子を育てながら、ユーモアあふれる子育て漫画をブログやインスタグラム(@yuihanada7)で随時発信している漫画家・イラストレーターのはなゆいさん。2児の子育てに奮闘しながらも、思わず笑ってしまったことや感動したこと、子どもたちから学んだことなどを漫画にしています。 【漫画を読む】小学校の運動会が今と昔とでは違う?最近の運動会事情を聞いたママは… 今回は、今年開催された息子の幼稚園での運動会を振り返ります。その運動会には、はなゆいさんの妹さん家族も遊びにきてくれたそう。その際、最近の運動会のあり方についての話を聞いて驚いたというはなゆいさん。感じたことを率直に綴っていただきました。
パン食い競争とお弁当の時間は子どもに人気
こんにちは。小学生の娘と幼稚園児の息子を子育て中のはなゆいです。今回お届けするのは、運動会についてのエピソードです。 娘まる子、そして息子おーちゃんがお世話になっている幼稚園の運動会は一風変わっていて、園庭ではなく近所の大きめの公園で開催されるのが通例です。 人数制限や入場制限もなく、卒園生や祖父母、保育者の子どもや在園児のいとこや近所の人まで参加OK。さらに、プログラムもあるにはあるのですが、当日の子どもたちの要望によって競技の試合数が増える、なんてことも。そんな手作り感・ライブ感のある、お祭りのような運動会です。 そんな運動会で子どもたちに絶大な人気を誇るのが、パン食い競争とお弁当の時間。中でもパン食い競争のパンは、保育者の手作りで美味しいことで有名でした。なので、他の競技に出たくない!と泣くような子でも、パン食い競争だけは率先して参加するほど(我が子がまさにそうでした)。食べ物の力って本当にすごい。 そんな幼稚園の運動会へ、私の妹ファミリーが遊びにきてくれました。そこで、コロナ禍を機に運動会のあり方が変化を余儀なくされていることや、小学校の運動会は私が参加してきたものと全く異なる景色であることを知らされたのでした。
お弁当を作らなくていいのは助かるけど…
子どもたちはお弁当の時間を楽しみにしていますが、正直、運動会用のお弁当を作るのは、楽ではありません。 前日から仕込んで、当日も早く起きてお弁当箱に詰めて、場所取りをして……運動会が開始する時間には親はクタクタになっている、なんてことも。でも子どもたちがお弁当をうれしそうに食べる姿を見ると、疲れも吹き飛びます。 妹の話にあったように、コロナ禍の影響で小学校の運動会が午前中で終わるようになり、今後運動会用のお弁当を作らなくて済むのは、ラクになって助かる面もあります。でもやっぱりさびしいな、と思っちゃいました。 子どもたちが目を輝かせて参加するパン食い競争にしても、コロナ禍の影響で廃止になった園も少なくないそうで。子どもたちが大好きな時間なのに、もう体験できない子が増えるのは残念でなりません。 そんなこんなで運動会が様変わりしていることを私の母に話してみました。すると仰天証言が。母が子どもの頃は、運動会の際に焼きそばなどの屋台が並び、さらに一升瓶をもった親戚が集まって、運動会で宴会が催されていたそうで! 地域柄なのかもしれませんがびっくりしました。 その頃に比べれば、私が知っている運動会も変化を遂げた形なのだと思えました。子どもたちが大人になる頃には、どんな運動会になっているんでしょうね。
はなゆい(漫画家・イラストレーター)