ダイニングテーブルの表面が剥がれています。
目にするたびに、きれいにしなくちゃ、直さなくちゃ、と思っている家の中の小さなイライラ。 ラクに解消する方法をDIYアドバイザーの山口利江さんに聞いた。
表面に施されたウレタン塗装などが、経年劣化ではがれてくることがあります。きれいに仕上がる補修法は、やすりなどで表面に残る塗装を除いて無垢の状態にしてから、みつろうワックスを塗り、布でよく拭き上げる方法。
塗装を取り除くのは大変ですが、その後は定期的にワックスを塗ることで、きれいな状態を保てます。
便利な道具を活用すれば、たいてい自分で補修できます。
経年や不注意によってできた家の傷や不具合は、放置すると劣化が進むため、被害が小さいうちに補修したい。プロに頼むと費用がかさむが、DIYアドバイザーの山口利江さんによると、ホームセンターには、さまざまな製品が販売されており、それらを使えば、ビギナーでも簡単に直せるそう。 「自分の家に使えるものかどうか、製品を買う前に裏側の表示などをよく見て、確認しましょう。自分で直す場合は、完璧な仕上がりを求めすぎずに、プロセスを楽しむことも大切だと思います。ここでは、よく相談を受ける家の補修ポイントと、便利な道具を紹介しますので、ぜひ試してみてください」
山口利江 さん やまぐち・としえ DIYアドバイザー 木工教室の講師やDIY店スタッフなどを経て、2014年に「ぐっさん工房」をオープン。木工教室のほか、リフォーム希望者へのアドバイスや家具製作なども行う。
文・長谷川未緒 イラストレーション・マエダユウキ
『クロワッサン』1090号より
クロワッサン オンライン