50年以上続く舞台で、型部門スタート 初代チャンピオンは21歳の大学生・田中健太と田中利奈【新極真会】
フルコンタクト空手の体重無差別級日本一を決める、全世界空手道連盟 新極真会主催「第56回全日本空手道選手権大会」が10月5日-6日の2日間、東京体育館で開催されている。初日となった本日は、全日本大会初開催となる型部門が実施され、聖地を厳かな空気で包んだ。 【フォト】入賞をはたした男女8名のキレ味鋭い型
男子はともに世界大会(第13回全世界空手道選手権大会)で3位に入賞した田中健太と中内功大が激突。両者はかねてから国内全国大会(カラテドリームフェスティバル)でしのぎを削ってきたライバルだ。試合は21歳・現役大学生である田中が4-1で制し、全日本・型初代王者に輝いた。
女子は、第13回世界大会で型初代女王となった田中利奈と、第10回世界大会・組手チャンピオンであり、第13回世界大会・型では3位に入賞している将口恵美がファイナルに進出した。現在21歳であり大学に通う田中は、今大会に出場するため留学先のニュージーランドから一時帰国。必勝を掲げて今大会に挑んでいた。試合は4-1で田中に軍配が上がり、全日本でも初代女王の称号を手にした。
なお、本日は型に続き、組手の一~二回戦が開催された。明日は同会場にて、組手三回戦~決勝戦が実施される。型・男女の入賞結果は以下の通り。
■型・男子 優 勝 田中健太 (大阪神戸湾岸支部) 準優勝 中内功大 (和歌山支部) 第3位 角野将太 (和歌山支部) 第3位 志村朱々璃(総本部道場) ■型・女子 優 勝 田中利奈 (岡山東支部) 準優勝 将口恵美 (徳島北東あわじ支部) 第3位 山中咲和 (高知支部) 第3位 細谷希花 (埼玉大宮西支部)
写真/長谷川拓司、森本雄大