中国戦で2得点を決めた瞬間のサッカー日本代表の小川航基　撮影：中地拓也

　2026年北中米ワールドカップ・アジア最終予選が11月19日に行われ、日本代表が3-1で中国代表に勝利した。その3点目が「美しい」と話題となった。 ■【動画】「教科書みたいな綺麗なゴール!」「全てが美しい」の声! 伊東純也の美しいクロスから小川航基が完璧ヘッド弾■ 　通常よりもわざと狭いサイズに設定されたピッチに苦しみ、前半途中まではなかなかシュートまで持ち込めなかった。だが、チームに焦りはなかった。前半39分、MF久保建英が蹴った左サイドからのコーナーキックを、1トップでスタメン出場したFW小川航基が頭で合わせて先制点を奪うと、前半アディショナルタイムには今度は右サイドからのCKをMF伊東純也が蹴り、DF町田浩樹が逸らしたボールにDF板倉滉が飛び込んで2点目を奪った。 　後半立ち上がりの3分に一瞬の隙を突かれて失点して1点差とされたが、それから間もない後半9分だった。左サイドのMF中村敬斗からの長いサイドチェンジのボールをMF伊東純也が受ける。一度、後ろの久保に預けた後に再びパスを受けた伊東は、鋭いキックフェイトで相手をかわしてからファーサイドへ柔らかいクロスを送った。 　その美しい軌道のクロスの先には、先制点を奪ったFW小川がいた。ゴール前で動き直しながら相手DFのマークを外してフリーになっていた小川は、高いジャンプからの完璧なヘディングシュートでゴールネットを揺らした。

■「相変わらず伊東のクロスは惚れ惚れするね」

　サイドチェンジからサイド突破、そして美しいクロスからの完璧なヘディング。複数人の選手が絡んだ日本代表のゴールに対して、SNS上には次のようなコメントが寄せられた。 「教科書みたいな綺麗なゴール!小川2点目!おめでとぅ!」 「プルアウェイからマークを外して完璧なヘディングゴール!」 「伊東のアシストから小川のシュート!相変わらず伊東のクロスは惚れ惚れするね」 「ゴールも完璧　その前の純也ヤバすぎ!!」 「フェイント、クロス、ゴールの全てが美しい」 　負傷によって招集外となった上田綾世に代わって、この11月シリーズでは2試合連続でスタメン出場した小川は、前回のインドネシア戦ではオウンゴール判定で“幻のゴール”となった。その悔しさも胸に、この日はストライカーとしての能力を証明する2得点を決め、これで自身日本代表通算9試合出場で9得点となった。