『アンメット』杉咲花&若葉竜也、芝居に見えない異次元の役作り Pに与えた“初めての体験”
杉咲花&若葉竜也がPに与えた初めての体験
女優の杉咲花が主演を務めるカンテレ・フジテレビ系ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』(毎週月曜22:00~)が24日に最終回を迎える。Xでは何度も世界トレンド1位を獲得し、視聴率も回を重ねるごとに右肩上がりとなっている今作で、大きな話題を呼んでいるのが役者たちの芝居だ。「ドキュメンタリーに見える」「ノンフィクションのよう」と自然な演技が視聴者の驚きを与え、「化け物レベルの演技」「最強の役者陣」と絶賛の声が寄せられている。 【写真】『アンメット』最終回含む場面カット、カンテレ米田孝プロデューサー写真ほか(全12枚) 今回は、カンテレの米田孝プロデューサーから見たキャストの魅力についてインタビュー。“異次元”の役者・杉咲花、“日本一台詞が台詞にならない俳優”若葉竜也のすごみとは。千葉雄大が台詞を噛んだシーンを採用した理由のほか、井浦新、岡山天音、生田絵梨花の魅力、最終回の見どころも聞いた。
■杉咲花は、俳優の一歩先にいる ――主人公のミヤビを演じる杉咲さんの魅力に感じるところ教えてください。 杉咲花は、異次元ですね。若葉さんやほかのキャストの皆さんもそうですが、特に杉咲さんは“お芝居をしている”と感じさせない。川内ミヤビという人物が完全にできあがっていて、役作りという言葉では説明できないというか。 ――まるで、もうミヤビ本人のような。 そんな感覚です。そして、そこにたどり着くために、信じられないぐらい努力をする人。監修の先生たちが驚くほどの手技ができるようになるまでの練習も、ミヤビの日記を自分で書くという作業も、杉咲さんにとってカメラに映るかどうかは関係なく、ミヤビの感情になるため、ミヤビとして言葉を口にするためのアプローチなんです。ミヤビと同じ行動を取って、ミヤビの感情に自然となっているから、台詞を言っているように見えない。もはや俳優というジャンルの一歩先をいっているようで、僕は“ネオ俳優”と呼んでいます(笑)。努力家である一方で、天才だとも感じるんですけど。脚本について話していると「なるほどな」と思わされる提案をしてくれて。