【戦後80年】日本はなぜ戦争に? 引き返せなかった理由に「情報戦」「空気」「メディア」 いまを、戦前にさせないために
■外交を通じた「複合的な抑止力」も
伊佐治局長 「もう1つは、複合的な抑止力の構築です。戦争の抑止へ、日本は防衛力強化で中国や北朝鮮の軍事的威圧をけん制しています。一方で、外交力を通じた抑止も安全保障の基本です」 「国際平和に対する大国のリーダーシップが見えづらいいま、日本がどのような役割を果たせるのか。そして、ネットやSNSの発達で、当時と環境は大きく変わったメディアの役割も、戦後80年の大きな論点と言えそうです」
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広島・長崎に原爆が投下され、戦争が終わって80年となります。戦争をした国に生まれた私たちが、二度と戦争を繰り返さないという「誓い」の意味を改めて考えます。情報提供サイトで資料や証言を募集しています。