日能研東海はなぜ愛知県の中学受験に強い? 情報量と面倒見のよさでリード
プロ講師が生徒・保護者を丁寧にサポート
日能研はホスピタリティが高い塾として知られる。日能研東海では講師の手が空いていれば、質問に丁寧に答える。担当講師が不在の場合でも、他の科目の講師が生徒と一緒に解説を読んだり、問題を見たりして質問対応をすることもある。ただし、6年生の難問対応に関しては、その科目の講師が必ず対応する。 面談も保護者が希望すればいつでも対応する。学習の仕方や志望校選びだけでなく、時には保護者のメンタルケアも行う。 保護者会などのイベントで、保護者は月に一度は教室に来るようなスケジュールになっているが、その保護者会は動画でも配信している。このように講師と生徒、保護者がいつでもコミュニケーションを取れるように、日能研東海の教室にはカウンターの仕切りがない。 受験本番の時期には、各教室で受験生たちのフォローに全力投入する。 「名古屋の受験は週末に行われ、1カ月ほど続きます。受験パターンが多くないので受験校を変えることが難しいため、生徒や保護者とよく話し合い、志望校への合格をサポートしていきます」 第2志望で残念な結果になると、その後に控えた第1志望の受験へのプレッシャーは大きくなるだろう。そういった時に受験のプロである日能研の講師たちは、伴走しながらフォローしていく。
関東や関西の中学受験にも精通
東海地区在住の生徒でも、関東や関西の中学を受験したいという希望を持つケースは少なくない。そういったニーズに対しては、関東・関西の日能研スタッフが日能研東海に来て説明会を行っている。 また、「日能研全国公開模試」を受験することで関東や関西でどの位置にいるのかも把握できるし、他県の難関校受験者は、直前期に志望校対策の教材で学習もできる。東海地区にいながら全国の中学の情報が得られ、受験対策もできる。
全国の最難関校を目指す選抜コース「Zクラス」も設置
日能研東海では3年生の予科教室から始まり、4年生からは本科教室となる。東海地区の場合、5年生から通塾を始める生徒も多い。関東や関西ほど早くから通塾しなくても、受験に間に合うことが多いのも名古屋の中学受験の特徴だ。 一方で、日能研東海にも最難関校を目指す選抜コース「Zクラス」が設置されている。4年生から始まるコースで、灘、甲陽学院、東大寺、洛南、西大和、神戸女学院、四天王寺(医志)、東海、海陽(特別給費)、滝(特待)、南山女子部、開成、麻布、慶應中等部、渋谷教育学園幕張、桜蔭、女子学院などの関東・関西・東海の最難関校を目指す。 このZクラス以外の生徒向けの選抜特別講座が「G講座」である。やはり全国の難関校を目指す生徒のための講座だ。こちらは各教室の「本科教室」に通いながら、並行して受講する。「G講座」は名駅校、千種校、本山校、御器所校、一宮校で開講されている。