いじめの認知に加え 不登校児童・生徒数が過去最多
びわ湖放送
児童生徒の問題行動などについて昨年度、県内の公立校を対象に国が行った調査で、いじめの認知件数や小中学校での不登校児童・生徒の数が、過去最多になったことが分かりました。 調査の結果は、県教育委員会が去年4月1日から今年3月31日までの間県内の公立の小・中学校、高校、特別支援学校380校を対象にとりまとめたものです。 それによりますと、いじめの認知件数は年々増加していて、前の年度より174件多い、過去最多の1万1890件が認知されています。 認知件数の増加について県教委は、早期対応をしていることや些細なトラブルも「いじめ」と認知するようになった表れとしています。 一方で、近年深刻化している長期欠席や不登校については、県立高校ではやや減少したものの、小学校、中学校での増加傾向に歯止めがかかっていません。欠席日数が年間30日を超える「長期欠席」や、何らかの事情で登校ができない「不登校」について、調査では、小中学校とも昨年度よりも300人前後増えています。 県教委では、すべての子どもが登校を楽しみにできる魅力ある学校づくりを推進するなどとしています。
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