激レア車が集結!オーテック湘南里帰りミーティング2024レポート
さらに、1870万円で200台が限定受注されたオーテック・ザガート『ステルビオ』が自走で参加。F31『レパード』後期型をベースに、イタリアのカロッツェリア・ザガートがデザインした手作りのアルミボディやカーボンボンネット、フルレザーのインテリアを架装して、1989年に登場した激レアモデルだ。
会場に詰めかけたクルマたちを眺めていると、会場に響き渡る西部警察のテーマ! 日産テクニカルセンターの従業員や関係会社の社員で構成する日産自動車吹奏楽団による生演奏だ。それに迎えられて会場入りしてきたのは、白バイと、R33世代の「スカイラインGT-Rオーテックバージョン40thアニバーサリー」をベースにした世界に1台というパトカー、そして12月発売予定の「セレナ・オーテック・スポーツスペック」だ。
いわば最新のオーテックバージョンであるセレナからは、3名のスペシャルゲストが降り立った。スーパーGT・GT500クラスの23号車「モチュール・オーテックZ」をドライブするレーサーの千代勝正選手とロニー・クインタレッリ選手、2024オーテックレースアンバサダーの高岡みほさんだ。千代選手は初参加、クインタレッリ選手と高岡さんは昨年に続いての登場となる。
NMCの片桐隆夫CEOによる開会の挨拶に続き、恒例の表彰も実施。北東/南西各方面のもっとも遠くから来場した遠来賞は、北海道からのセレナと佐賀からのオーラ、走行距離の長い過走大賞は39万5000kmというデュアリスで、受賞者へスペシャルゲストからトロフィーが贈られた。ちなみに、北東方面の遠来賞は、2位とわずか4km差での受賞だったという。過走大賞のみっちいサンは日常的に100kmほどのドライブをこなし、遠来賞・北東方面のぬまっちサンは自走での来場でも快適で疲れにくいとコメント。愛車への想いの強さを感じさせた。
会場には、現行のオーテック/NISMO仕様車も展示。福祉車両なども加えた国内販売車両のほか、海外仕様車のパトロールをベースにしたカスタムカーも登場した。また、NISMOの40周年を記念し、オーテックジャパンも製作に携わったNISMO仕様車を展示。S14シルビアがベースの「270R」と、「フェアレディZバージョンNISMOタイプ380RS」という、レアモデル2台が来場者の目を楽しませた。